福祉用具専門相談員という仕事

介護職というと、介護施設などで利用者の方の介護をするという仕事をイメージする方が多いと思います。確かに、今では介護施設の数も増えてきていますから、こういった施設での仕事をイメージする方が多いですよね。しかし、介護の仕事には様々なものがあり、中には福祉用具専門相談員という、間接的に介護職に携われる仕事もあるんです。

福祉用具専門相談員と聞いても、「どういった仕事をするのか、ピンとこない」という方が多いと思います。福祉用具専門相談員はどういった仕事をするかというと、介護保険を利用し、福祉用具などを利用したいという利用者の方、利用者家族の方に状況にあった用具などを調整・提案していくことが主な仕事となります。
高齢者の方を介護しているご家族の中には、「こういった時、どういった用具を使えば良いのだろうか?」と困っている方もいるでしょうから、こういったご家族の相談などを受けることもあります。介護用品の中には、介護用のベッドもあれば、入浴用リフト、車椅子などもあれば、食事の際に使用出来る便利なアイテムなどもたくさんあります。これらの用品を、状況に合わせて提案、調整していくことになります。

介護保険の指定福祉用貸与事業所では、福祉用具専門相談員を2名以上配置することが義務となっていますから、資格取得をしておくことで転職時にも有利になります。これから需要の高まりが見込まれる介護業界を、違った視点からサポートしてみませんか?